PET検診の流れ


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PET検診の流れ

検査前の準備

検査前の準備

電話やインターネットから検査の予約をします。後日、予約した施設から問診票が届くので記入が完了したら返送します。この他にも検査日当日に問診票を持参する場合や、面談にて問診する場合もあり、施設によって問診方法が異なるようです。そして、検体の採取も忘れてはいけません。到着した問診票に検査キットが同封されているので検査当日、または検査の前日に検体を採取しておきましょう。※検体・・・検便、喀痰(かくたん)

PET検診も一般の健康診断と同じように、最低でも検査5時間前から飲食することが禁止されています。もし、水分を補給したい場合には、糖分を含んでいないお茶や水であれば飲んでも問題ありません。検査を受ける施設や病院の検査手順に指示に従ってPET検診を受診しましょう。

1.PET検診、またはPET-CTの予約
2.問診票の記入、返送(施設によっては検査当日に行う場合もあります)
3.検査キットを使って検体を採取する
4.最低でも検査5時間前から飲食は禁止

PET検診当日

まずは点滴の要領でFDGを体内に注入します。また、施設によってはFDGを口から吸入する場合もあります。体内に注入されたFDGを全身に行き渡らせるため40分~1時間程度安静にしなければなりません。安静にした後、PET撮影に取り掛かります。寝台の上で仰向けになりPETスキャナーの中を通過しながら全身を撮影していきます。PET検診はPET撮影の他にも採血やエコー、MRIなどの検査を合わせて行う場合が多いため、看護師や医師の指示に従って順序よく終わらせていきましょう。

PET検診とFDG注射
PET検診とFDG注射

5.点滴、または服用して体内にFDGを注入する
6.FDGを全身に行き渡らせるため安静にしておく
7.PETスキャナー(カメラ)で全身(体内)を撮影する
8.採血、エコー、MRIなどの検査を行う(※他の検査を併用する場合)


検査後の処理

PET検診の診断画像
PET検診の診断画像

PET検診が終了すれば飲食してもOKです。検査するために体内へと注入したFDGが尿として排出されるまで24時間ほどかかります。体内にFDGが残っていると微量の放射能を発生しています。人体に害はないのですが、完全に体内から消えるまでの1日間は次のことに気をつけましょう。

  • 妊婦や乳幼児へは近寄らない
  • 検査から24時間は特に、トイレ後の手洗いは必ず行ってください
医師による検査の診断
医師による検査の診断

検査結果は数日後、指定した住所まで郵送されます。検査結果を確認して再検査や診察が必要な場合には速やかに医師に相談するよう心がけましょう。PET検診によりがん細胞を早期発見しても放置してしまえば何の意味もありません。早期発見の後には速やかな対応が鉄則です。その他にも気になることや疑問点があれば専門医に相談して1日でも早い段階で問題を解決することが重要となります。