PET検診の保険適用について


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PET検診の保険適用について

PET検診は自由診療

PET検診は自由診療

基本的にPET検診は自由診療です。費用も全額自己負担となります。しかし、特定の条件においてはPET検診でも健康保険が適用されます。平成24年4月から早期の胃がんを除く全ての悪性腫瘍に対して健康保険が適用されるようになりました。保険適用の条件として、レントゲン検査やMRIなどの画像検査、血液や超音波などその他の検査でがんの診断が確定できない患者、または既にがんと診断されている患者に限定されます。

PET検診で保険適用が認められる範囲

PET検診で保険適用が認められる範囲

■早期の胃がんを除く悪性腫瘍
PET検診以外の検査方法でがんの診断が困難な場合
■てんかん
「難治性部分てんかん」で外科手術を必要としている場合
■虚血性心疾患(IHD: Ischemic Heart Disease)
虚血性心疾患による心不全で、心筋組織のバイアビリティ診断を必要としている場合
心筋シンチグラフィ検査で診断が困難なためPET検診を実施する場合


PET検診で保険適用が認められない範囲

PET検診で保険適用が認められない範囲

■悪性腫瘍、良性腫瘍であるかを判断するためのPET検診
■がんの疑いが無かった場合のPET検診
■同じ月に同じ病名でPET検診を受けた場合
■PET検診を受ける月にガリウムシンチグラフィ検査を受けている場合

つまり基本的には保険適用外

基本的には保険適用外
基本的には保険適用外

健康保険が適用されれば費用の負担も少なくて済むのですが、PET検診を受けて健康体であることが分かれば保険の適用はありません。PET検診を受けて異常が見られなければ実費となります。しかし、費用の負担は大きいものの検査を受けて健康であると分かったほうが価値的には素晴らしいことです。要するにPET検診を受けて健康体であると分かれば、お財布には厳しいですが体には優しいということです。上記で説明した「保険適用範囲」以外にもPET検診で健康保険が適用される病気はあります。保険の適用が認められている病気であればPET検診でがん以外の病気が発覚された場合についても保険が適用されます。

PET検診で保険が適用される病気

■てんかん
「難治性部分てんかん」で外科手術を必要としている場合

■虚血性心疾患(IHD: Ischemic Heart Disease)
虚血性心疾患による心不全で、心筋組織のバイアビリティ診断を必要としている場合
心筋シンチグラフィ検査で診断が困難なためPET検診を実施する場合
■肺がん
■乳がん
■大腸がん
■頭頚部がん
他の検査を受けた結果、がんの疑いはあるが確定診断を得られない場合
他の検査でがんの診断、転移、再発の診断が確定できない場合

■脳腫瘍
他の検査では転移、再発の診断が確定できない場合
■膵がん
膵がんの疑いはあるけれど、腫瘤形成性膵がんと識別が困難な場合
他の検査でがんの診断、転移、再発の診断が確定できない場合
■悪性リンパ腫
他の検査では悪性リンパの診断、転移、再発の診断が確定できない場合
■転移性肝がん
転移性肝がんの疑いはあるのだけれど、病理診断で確定が得られない場合
発症元、原因が不明な場合

■原発不明がん
リンパ節生検、画像診断などで転移巣が疑われ、さらに腫瘍マーカーが高値を示すなど、悪性腫瘍の疑いはあるのだけれど、発症元、原因が不明な場合
■悪性黒色腫
他の検査では悪性黒色腫の診断、転移、再発の診断が確定できない場合
■食道がん
■子宮がん
■卵巣がん
他の検査でがんの診断、転移、再発の診断が確定できない場合

部位別で見るがん細胞(症状)
部位別で見るがん細胞(症状)